留袖ドレス第二号がやっと出来上がりました。
このドレスはさまざまなパーツに工夫をしていて、いろいろな体型の人や体の悩みを持つ人も着ることができるドレスとなっています。
元々は裾に柄のある普通の留袖なのですが、柄の部分を大きく使うようにすると華やかに仕上がりました。
同じ着物で作ったワンショルダーのインナーをまず着ていただきます。
後で隠れてしまいますが、後姿には紋がはいっています。
ストラップの部分は長さの調節ができて、
脇から後身頃にかけてゴムが入っているので優しいフィット感があります。
胸元のあわせ部分はマジックテープになっているので、胸の大きさに合わせて調節できます。
同色なので見えにくいですが、ウエスト部分は紐が付いていて、結んでいただくようになっています。
見えにくいので写真を思い切り明るくしてみました。ドレスのスカート部分は巻きスカートになっていて、端に太い紐が脇から出てくるようになっています。
巻きスカート&ウエストゴムなので、幅広いウエストサイズに対応できます。
ドレスについているストラップの長さを体に合わせて調節するための金具がついています。
ドレスの片側の上端にホックがついているので、インナーの金具にひっかけます。
反対側は、フリルスタンドカラーになっていて内側にゴムがついているので、自然に体に沿わすことができ、ストラップが肩からずり落ちる心配もありません。
前身頃、ウエスト、ストラップの位置がきまれば、後姿はこんな風におさまります。
左右の端の紐の長さは、ウエストサイズによって変わってきますので結び方に多少工夫はいりますが、片流しにしたり、長いほうを2回折り返したりして、リボン結びにします。
背が高い人はこのままストンと着てください。前の長さが斜めに長くなるアシンメトリーな裾になります。
背が低い人やブーツとあわせて短めに着たい場合は、サイドについている隠し紐をひっぱってリボン結びをします。
そうするとドレープが出て、斜めに長かった裾が短くなっていきます。
裾のラインが並行になるまで紐をひっぱるとこんな感じです。
リボンを後で結ぶのではなく、前に持って来てサイドで軽く結ぶのでもオッケー。
少しイメージが変わりますよ。