半幅帯のカテゴリーを追加しました。
半幅帯は、ネットでもいろいろな結び方が動画で紹介されているので、気軽に結べてバリエーションを楽しめそうです。半幅帯の結び方をマスターすると、浴衣を着るときにも役立ちますよ。
動画で学ぶ半幅帯の結び方
浴衣に最適。半幅帯の結び方(角だし風)『七緒』
着物の季刊誌『七緒(ななお)』の別冊『大久保信子さんの着付けのヒミツ(DVD付き)』より抜粋されたこの動画は、大久保先生のゆったりした話し方で、とてもわかりやすいです。
帯揚げの変わりにスカーフを使っても、普段着着物のお洒落が広がりますね。お尻の大きさにあわせて羽の大きさを調整するのがポイントです。
半幅帯の結び方の種類
<文庫結び>
浴衣の時期に一番多く見かける帯の結び方です。昔からある帯結びのやり方で、武家の女性が結んでいたそうです。シンプルなリボンのような形になり、「羽根」と呼ばれるリボンの左右の部分が長いほうが若い方向きです。羽根の大きさによって、あらゆる年代の方に好まれます。
<片流し>
片流しは、文庫結びをアレンジした結び方で、片側の羽根を長く垂らします。アシンメトリーな結び方なので、こなれ感があって粋な雰囲気になります。普通体系~華奢な方が似合う結び方です。
<一文字>
一文字結びも文庫結びのアレンジのひとつで、文庫結びよりも短くてすっきりとした軽快な印象の結び方になります。比較的小柄な方に似合います。
<貝の口>
背中にぴったりとした結び方で、キリッと小粋な感じになります。椅子にももたれやすいので、日常着として着物を着る方には覚えておきたい結び方です。男性の帯の結び方としてもポピュラーです。
こういったスタンダードな帯の結び方から、兵児帯やオーガンジーやレースなどと組み合わせたり、自己流でオリジナルの結び方を発明(?)して素敵に結んでいらっしゃる人もみかけます。いろんなアイデアで着物をファッショナブルに着こなしていらっしゃって、ほんと尊敬します。帯結びのバリエーションは奥が深いです。
それでもやっぱり初心者の方には二部式帯をおすすめします
私が初めて帯の結び方を教えてもらったのは、浴衣のときの半幅帯の結び方でした。当時は年に1度くらいしか着ないので毎年思い出しながら、長い帯を汗だくになって結んでは、浴衣が着崩れたり、なんだか帯が下がってきたり・・・と苦戦しながら1時間以上はかかってました。お祭りが終わって、家に帰ってくる頃には帯が緩んでいたり、ずり落ちてきました。
ですが、二部式帯に出会ってからはそんな思いはまったくしなくなりました。浴衣なら10分あれば着れますよ☆
胴部分とお太鼓部分が分かれているので、たとえ胴部分の巻きがアマかったとしても、「帯を結ぶ」部分が、「紐で締める」になるのでずり落ちてくることはまずないですので、お祭りの後も着崩れしてません。(よっぽど暴れない限り)
私の感覚としては半幅帯を結ぶほうが、二部式帯より上級者向けなのです。「夏に浴衣を着たいけど、自分で着たら帯がずってくる」という人にはぜひ二部式帯を試してみて欲しいです。そして、できれば年に一度ではなく、時々着物を着てみることをオススメします。